マウスピース矯正とひとくちに言っても、矯正装置の種類が多いため、違いが分からない方も多いでしょう。
インビザラインとその他のマウスピース矯正装置は何が違うのか、わかりやすく解説しています。
インビザラインは、武蔵小杉エリアにある歯科医院の中でも多く導入されているマウスピース矯正装置(2021年7月時点の調査)。
ほかのマウスピース矯正装置と比べて料金は高めですが、はじめに治療計画を立ててゴールを決め、治療計画に沿ったマウスピースを作成するため、治療を始める前から治療費の総額や治療完了見込みがわかるのです。
緻密な治療計画を立てるのは医師、その治療計画を実現するのに必要なマウスピースをまとめて製作するのはインビザライン・ジャパン社。患者さんは、治療計画に沿って、決められたマウスピースを自ら装着します。
インビザライン治療は、前歯だけでなく、奥歯を含む全体を矯正できるのが特徴です。マウスピースの最低装着時間の目安は20時間以上となっています。
インビザラインと同じく「全顎の矯正(奥歯を含む)」に対応できるマウスピース矯正装置は、全部で4つあります。
具体的に、インビザラインと何が違うのかわかりやすくまとめてみました。
マウスピース矯正装置名 | インビザラインと何が違う? |
クリアコレクト | 最低装着時間が長い(22時間) マウスピースのサイズが大きい(歯茎に2mmかぶる程度) |
ウィ・スマイル | 定期的な型採りが必要(3カ月に1回) 提携医院が少ない(都内11院) |
はならぶ | 提携医院が少ない(都内2院) マウスピースの交換ペースが遅い(2週間に1回) |
DPEARL | 最低装着時間が短い(18時間) 提携医院が少ない(都内2院) |
インビザラインに最も近いのはクリアコレクトです。インプラントで有名なストローマングループのメンバー企業が手掛けている矯正装置で、知名度もまずまずといったところ。しかし、最低装着時間がインビザラインよりも長く、マウスピースのサイズが大きいのが懸念点です。 ウィ・スマイルは、都内11箇所に提携院があるものの、武蔵小杉エリアに提携院はありませんでした。定期的な型採りが必要になることを考えると、続けるのは難しいかもしれません。
はならぶとDPEARLにかんしても、提携院は都内に2院だけ。定期的な型採りは不要ですが、何かあったときにすぐ相談できない環境になります。 矯正治療は長期間にわたるため、通院のしやすさ、相談のしやすさを考えると、提携院が武蔵小杉エリア内にたくさんあるインビザラインがおすすめです。
マウスピース矯正装置名 | 特徴 |
コレクトライン (旧:KENLINE) |
メインは前歯の矯正だが、ワイヤー矯正との併用で奥歯も対応。 |
オーマイティース | 上下各6本の前歯、または奥歯を含めた上下計24本の歯を動かすことが可能。 |
Smile TRU Japan | 上下各6本の前歯、または上下各10本の歯を動かすことが可能。 (※まだ日本に導入されていないLevel3以降は奥歯まで対応可能) |
※3つとも、最低装着時間の目安はインビザラインと同じ20時間以上です。
マウスピース矯正装置名 | 特徴 |
アソアライナー (旧:クリアライナー) |
上下各6本の前歯を矯正可能。 最低装着時間は17時間以上。 |
キレイライン矯正 | 上下各6本の前歯を矯正可能。 最低装着時間は20時間以上。 |
マウスピース矯正ローコスト (通称:LCM) |
上下各6本の前歯を矯正可能。 最低装着時間は20時間以上。 |
イークライナー (旧:クリアアライナー) |
公式サイトには「前歯部の叢生」と記載あり。 ※具体的な本数は記載なし 最低装着時間は20時間以上。 |
マウスピース矯正装置名 | 詳細 |
hanaravi | 自宅で型採りできるマウスピース矯正。 歯を動かせる範囲について、公式サイトに記載がありませんでした。 |
DENマウスピース | 開発者の急死により公式サイト閉鎖中。 |
アクアシステム | 公式サイトが閉鎖されており、情報が確認できませんでした。 |
クリアコレクトのプランは3種類。5年間マウスピースの製作枚数制限がない「UNLIMITED」、1年の間に24枚までマウスピースを製作できる「ONE」、必要なマウスピースの枚数だけ注文する都度払いタイプの「FLEX」があります。
インビザラインよりもマウスピースが大きめで、歯茎に2ミリほどかぶさるのが特徴。硬い素材でできているため、つけ外しがしづらい、痛みが出やすいケースもあります。装着推奨時間はインビザラインよりもやや長め(1日22時間以上)です。
ウィ・スマイル矯正は東京に本社を置く株式会社Kindergartenが提供しているマウスピース矯正装置です。
1回お試しコースの1,650円から、4回コースの約11万円、8回コースが約23万円、12回コースが約35万円、18回コースが約52万円、そして無制限コース66万円とプランが多数用意されています。定期的な型採りが必要(3カ月に1回)で、提携医院が都内11院しかないのが懸念点。これからさらに展開エリアが広がるように期待したいところです。
hanaloveは日本の企業が開発・提供している矯正装置です。
hanaloveの料金プランは、前歯に特化したEASY、奥歯も同時に動かすSmart、しっかりと歯並びを矯正するPremiumの3種類。
提携院で検査後、最短3週間で自宅に装置が届きます。軽い症例であれば、LINEによる経過観察で済むケースもあるため、来院頻度を抑えられるでしょう。抜歯が必要な何症例はPremiumコースにて対応可能です。
DPEARLは国内の技士が3Dプリンターを用いて製造している矯正装置。
料金プランはSHORT、STANDARD、LONGの3タイプから選べます。治療の目安期間はそれぞれ5ヶ月、8ヶ月、12ヶ月とやや短めです。
また、「DPEAR support」というサポートサービスを提供しているのが特徴。LINEで質問に答えてくれるほか、矯正の進捗状況や歯のイメージを提供しています。
コレクトラインは、ケン・デンタリックス株式会社の提供する矯正装置です。国内で生産しているため、検査・診断を受けてから最短2週間で矯正装置が届き、治療を始められます。料金プランはお試し1回2万円、3回セット約10万円、4回セット約14万円、7回セット約27万円の4種類。2週間に1度の頻度で矯正装置の交換を行います。また、奥歯の移動など時間がかかる症例については、ワイヤー矯正との併用を推奨しています。
オーマイティースは、初回のみ東京・表参道にある専門ラボで口内をスキャンするマウスピース矯正。矯正キットは後日自宅に届きます。
LINEで専属コーチに装着時間を報告したり、治療の進捗について相談したりできるので、モチベーションを保ちやすいでしょう。
アメリカにあるSmileTRU社が提供するマウスピース矯正装置の日本版。
あらかじめシミュレーションで歯の動きを確認できる点はインビザラインと同じです。マウスピースの制作は日本国内で行われます。
Smile TRUの対応範囲はlevel1からlevel4まであり、level3以降は奥歯にも対応していますが、日本で受けられるのは上下各6本の前歯を動かすlevel1、または上下各10本の歯を動かせるlevel2のみ。今後、level3以降がSmile TRU Japanに導入されるのを期待しておきましょう。
日本国内で制作するため、インビザラインよりも装置が届くまでの期間が短い傾向にあります。2018年に「アソアライナー デジタル」となってから型取りの必要回数は1回のみとなりました。
アソアライナーの特徴は、厚みの異なる3種類のマウスピースを使用すること。非常に薄くできた「ソフト」、中間の「ミディアム」、厚みのある「ハード」があり、始めはソフトを着用する流れです。薄いマウスピースを使用するため、軽度の歯並び不良を対象としています。
キレイラインは、日本の歯科医師が設立した「株式会社ARETECO HOLDINGS」が提供するマウスピース矯正です。
犬歯までの上下各6本の前歯(合計12本)を動かす矯正治療です。その分価格を抑えた治療が提供できています。
「値段で矯正治療を諦めて欲しくない」という思いのもと、「1回2万円のお試しコース」「月々3,000円の分割払い」「好きなタイミングで新しいマウスピースを用意する都度払い」など、さまざまな支払い方法を用意しているのが特徴。
また、提携している全国40院以上の全て同価格ですので、値段を考慮して通うクリニックを変えずに済みます。
マウスピース矯正ローコストは、その名の通りなるべく安価で矯正治療ができるよう開発されました。
上下各6本の前歯を矯正する装置で、最低装着時間は20時間以上。軽度~中度の症例に対応しています。
国内に自社工場があり、使用するマウスピースは全て自社の歯科技工士が製造しているのが特徴です。
イークライナーは、イークリアー・インターナショナルという韓国の会社が提供している矯正装置。1日の装着時間は17時間以上となっており、インビザラインよりも若干短いのが特徴です。厚みの異なる3種類の装置を1週間ごとに順次付け替えて治療を進めます。
初めに1度型取りをして作製した模型をデジタル処理。シミュレーションしながら治療計画を立て、必要な分のマウスピースをまとめて作製します。
hanaraviは、提携機関で口内をスキャンする、または自宅でパテを練って自分で歯の型採りをして始めるマウスピース矯正。
型採りの方法はどちらでも選択可能です。毎月マウスピースが自宅に届くので毎日装着し、2週間ごとにLINEで口内の写真を送付し、医師が経過観察をします。途中で型が合わないと感じたら無料で修正可能です。
アクアシステムは、ハーバード大学大学院教授の宮島邦彰先生という日本人が開発した矯正装置です。リーズナブルな矯正装置で軽度な症例に向いているとして注目されていましたが、現在は公式サイトが閉鎖されており、情報を確認できませんでした。
DENマウスピース開発者である、でん歯科の石田院長が2019年10月に急死されたため、現在DENマウスピースは受けられない、受けていた人は中断せざるを得ない状況にあるようです。DENマウスピースとでん歯科の公式サイトはどちらも閉鎖されていました。
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武蔵小杉駅から徒歩10分圏内にあるインビザライン対応の歯科医院(13院)の中から、インビザラインGoとインビザラインフルの両方に対応している3院をピックアップしました。価格は税込・両顎の総額です(2021年7月時点の調査)。
武蔵小杉 CT歯科・ 矯正歯科 |
武蔵小杉 クリニック |
まつおか 歯科医院 |
|
---|---|---|---|
治療費 | 44万0,000円 | 46万2,000円 | 49万5,000円 |
調整料 | 0円 | 5,500円~(※4) | 1万1,000円~(※5) |
検査診断料 | 5万5,000円 | 3万3,000円 | 2万2,000円 |
保定装置代 | 0円 | 4万4,000円 | 1万1,000円 |
総額 | 49万5,000円 | 54万4,500円~ | 53万9,000円 |
武蔵小杉 CT歯科・ 矯正歯科 |
武蔵小杉 クリニック |
まつおか 歯科医院 |
|
---|---|---|---|
治療費 | 77万0,000円 | 68万2,000円 | 82万5,000円 |
調整料 | 0円 | 6万6,000円~(※6) | 8万8,000円~(※7) |
検査診断料 | 5万5,000円 | 3万3,000円 | 2万2,000円 |
保定装置代 | 0円 | 4万4,000円 | 1万1,000円 |
総額 | 82万5,000円 | 82万5,000円~ | 94万6,000円~ |